モテる男のアンチエイジング

(2011/09/24)
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今回でいよいよ最終回です。
今話題の「ミトコンドリア」と、先日のNHKスペシャル『あなたの寿命は伸ばせる〜発見!長寿遺伝子〜』(2011年6月12日放送)のなかで紹介された、長寿遺伝子を活性化する究極のサプリメント「レスベラトロール」について、やはり勝手な私見を述べてみようと思います。

「またサプリメントか」と早とちりしないでください。あの天下のNHKがまだまだ真偽のはっきりしないサプリメントを褒めたたえたのですから、ただごとではありません。放送後、様々な分野に大きな衝撃を与えました。
たとえば、健康食品業者はNHK特需の予感と新たなブームの期待に沸いています。それ以上に、世の中の健康オタクは言うに及ばず(もちろん健康オタクの最終目標は健康長寿です)、そんなことは全く気にもかけていなかった視聴者の方々にもきっと「レスベラトロール」というサプリメントを大きく印象づけたことでしょう。


寿命を伸ばすことは今や夢ではない

NHKスペシャルによると、長寿遺伝子は誰もが持っている遺伝子なのですが、普通の生活を営んでいる状況下では活性化されずに休んでいる状態であるということでした。しかし、普段の食事を7割程度にするカロリー制限をしばらく続けると、長寿遺伝子が活性化され寿命の延長がみられるというもので、レオナルド・ガレンテ博士(米国マサチューセッツ工科大学)の歴史的な論文を紹介していました。

ほとんどすべての生物がこの長寿遺伝子を持っており、カロリー制限の実験によって、酵母菌や線虫などの寿命を1.5倍程度延長させることが証明されました。その後の研究によっても、哺乳類であるマウスや犬、そして霊長類であるサルまでもが若々しく長寿になることが確認されています。

残念ながらヒトでの長寿は証明されていませんが、ヒトだけは別だと考えるほうがかえって違和感があり納得できるものではありません。なかでも、サルの実験は合計76匹、20年にも及ぶ壮大な実験です。カロリー制限をしたサルはそうでない普通食を与えたサルに比べて、若者と老人ほどの明らかな見た目の差となって表れたのです。2009年、科学雑誌『Sience』に発表されたサルの写真は大きなインパクトを全世界に与えました。

この発表自体もかつてNHKで特集が組まれ、ガレンテ博士や長寿遺伝子、カロリー制限が日本でも一躍有名になったのです。
海外に及んでは、カロリー制限をおこなうコミュニティが作られるなど、長寿を目指すことはもはや夢の世界ではなく、現実の世界の出来事として捉えられているのです。


→カロリー制限なんてきつい! という方へ

筆者紹介

日置 正人 Hiki Masato
医療法人紘祥会 理事長
メディオン美容皮膚クリニック院長
医学博士
1955年生まれ。1981年大阪市立大学医学部卒業。1988年大阪市立大学大学院医学研究科卒業。同年城東中央病院内科部長を経て、1993年日置医院開設。2002年メディオン美容皮膚クリニック開設。
臨床では、皮膚科・小児科・内科を開業する一方、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症、美容に至るまで幅広い研究活動を展開。「炭酸パック(CO2ジェル)」の開発者として知られ、美容皮膚、育毛などアンチエイジングの分野で独自の理論を展開、数々の実績をあげている。
http://www.medion-clinic.jp

(左)『ミトコンドリア不老術』(日置正人著)
(右)『炭酸美肌術』(日置正人著)

 

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