勝つFXのススメ SEASON2

(2010/04/10)
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これまで何度となく当レポートでリスク管理の重要性をお話してきたが、個人投資家にとってかなり難しいのがリスク管理。具体的には評価損があきらかな状況でも、ストップロスの注文を入れない傾向が高いということ。私があるお客様と接していた時、「評価益は実現益、評価損は損失ではない」と考えている方がいた。こうした考えが思い当たる読者の方も多いのではないだろうか?

評価損益と実現損益を取り違えない

個人投資家Aさんは1ドル=90円で10,000ドル買いのポジションを持った。

為替レートが1ドル=92円に円安が進んだ時、Aさんが上記で買ったポジションを決済しなければ、20,000円の評価益(手数料は考慮しない)となり、一方、1ドル=88円に円高が進み、Aさんが上記で買ったポジションを決済しなければ20,000円の評価損(手数料は考慮しない)が発生する。

評価損益とはつまり未実現損益のことを意味する。当たり前のことだが、未実現損益は実現損益とは大きく異なる。にも関わらず、評価益=実現益と捉え、評価損=実現損ではないと都合よく考えてしまう方が多く見受けられるのだ。

誰しも、損失を確定させることには勇気がいる。

ただ、それを無視し続けると終いには維持率(時価残高÷証拠金必要額(内ポジション分)×100で算出される)が著しく低下し、最悪の場合、業者が定める自動ロスカット水準でポジションを決済することになる。そうなると実現損を大きく膨らましてしまうことになり、退場を余儀なくされてしまう。

当社のサービス開発の根底には常に「感情の抑制」がある。取引の勝敗を左右するのは、知識の差でもなく、相場の動きでもなく、「感情」だとする考えだ。

「今損切りすべきか?」「いや、もう少し待つべき?」といった心の乱れを生じさせない、いわば感情を排した損切り機能がストップロス。もちろん、損失が確定した後、相場が元に戻ることは往々にしてある。

そこで「ストップロス注文を入れておかなければ・・・・・・」と思われる方もいるかもしれない。だが、自分が取引を始める際にルールとして定めた1回分の損失は仮に2万円と決めたならば、そのルールを崩さないことが長く相場と付き合うコツなのだ。

プロと呼ばれる機関投資家は、このリスク管理を徹底している。

彼らも何度となくストップロス注文が約定した後、相場が元に戻ったという経験をしていることはいうまでもない。その際、気持ちを切り替え、新たな気持ちで相場と向き合っているのだ。

個人投資家はプロと違い四六時中相場を見ていることが難しい。それゆえ、リスク管理(自身のルールに基づくストップロス注文)を入れておくことが大事なわけだ。

→当社(M2J)の独自注文”リピート注文の応用手法”を知る!

筆者紹介

相葉 斉 Hitoshi Aiba
1999年のFX黎明期より業界に従事。顧客の資産保全を追求し、円だけではなく外貨で預ける証拠金も保全する国内初、業界最高水準のFX信託保全スキーム「トラスト アカウント プロテクション®」を導入。現在、マネースクウェア・ジャパン 代表取締役副社長。
http://www.m2j.co.jp/

『果報を寝て待つFX』 (九々井 怜著)

 

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