(2010/05/10)
新年度に入ったので、まず現在の為替相場のテーマについてお話したい。
「100年に1度の危機」から脱却するため、先進主要国は金融政策(政策金利の引き下げ)並びに多額の財政出動を行ってきた。ここにきてようやくその効果が現れ、「出口戦略」の時期について論じられるようになってきた。
すなわち、政策金利の正常化に向け金利の引き上げを行うわけだ。とりわけ、基軸通貨国である米国の金利引き上げ時期に焦点が集まっており、おおむね今年後半にその時期が訪れるとの見方が市場のコンセンサスとなっている。
そこに水を差すようなニュースが飛び込んできた。
米国の証券取引委員会(以下SEC)がゴールドマン・サックス(以下GS)を詐欺行為の疑いで提訴したのだ。
米国株式市況は昨年3月より堅調に推移、今後の動きについても楽観ムードが漂っていたので、為替・株式市場は驚きを隠せなかった。
今回の世界的な景気後退は米国のサブプライムローン問題がスタートであり、そのローン証券を複雑な商品へと加工、販売していたことでさらなる負のスパイラルを招いた。
そして現在に至っているのだが、それを保有していた金融機関は国民の税金で延命措置を受け、ここにきて業績が回復してくると多額のボーナスが支払われる動きが再開するなど、オバマ政権としては「許しがたい行為」だったのかもしれない。
国民感情を逆なでする行為に対し、いわば「見せしめ」とも言える対抗策、それが今回の訴追につながったと思われる。ただ、その背景には今年11月に行われる中間選挙を睨み、就任当時の見る影もない支持率回復期待があるのかもしれない……。
上記の問題の他にもギリシャの財政問題、中国人民元切り上げ観測とリスク回避の動きが強まる要因が数多く存在している。「リスク回避」。つまり、これまで口酸っぱく申し上げてきたリスク管理が問われることになるわけだ。
そこで今回は自分の立ち位置を確認できる維持率、投資戦略を全体的に捉えたいときに使える戦略シート、取引における羅針盤となるシミュレーション機能について触れてみたいと思う。
→取引の安全運転を可能にする「維持率」
「100年に1度の危機」から脱却するため、先進主要国は金融政策(政策金利の引き下げ)並びに多額の財政出動を行ってきた。ここにきてようやくその効果が現れ、「出口戦略」の時期について論じられるようになってきた。
すなわち、政策金利の正常化に向け金利の引き上げを行うわけだ。とりわけ、基軸通貨国である米国の金利引き上げ時期に焦点が集まっており、おおむね今年後半にその時期が訪れるとの見方が市場のコンセンサスとなっている。
そこに水を差すようなニュースが飛び込んできた。
米国の証券取引委員会(以下SEC)がゴールドマン・サックス(以下GS)を詐欺行為の疑いで提訴したのだ。
米国株式市況は昨年3月より堅調に推移、今後の動きについても楽観ムードが漂っていたので、為替・株式市場は驚きを隠せなかった。
今回の世界的な景気後退は米国のサブプライムローン問題がスタートであり、そのローン証券を複雑な商品へと加工、販売していたことでさらなる負のスパイラルを招いた。
そして現在に至っているのだが、それを保有していた金融機関は国民の税金で延命措置を受け、ここにきて業績が回復してくると多額のボーナスが支払われる動きが再開するなど、オバマ政権としては「許しがたい行為」だったのかもしれない。
国民感情を逆なでする行為に対し、いわば「見せしめ」とも言える対抗策、それが今回の訴追につながったと思われる。ただ、その背景には今年11月に行われる中間選挙を睨み、就任当時の見る影もない支持率回復期待があるのかもしれない……。
上記の問題の他にもギリシャの財政問題、中国人民元切り上げ観測とリスク回避の動きが強まる要因が数多く存在している。「リスク回避」。つまり、これまで口酸っぱく申し上げてきたリスク管理が問われることになるわけだ。
そこで今回は自分の立ち位置を確認できる維持率、投資戦略を全体的に捉えたいときに使える戦略シート、取引における羅針盤となるシミュレーション機能について触れてみたいと思う。
→取引の安全運転を可能にする「維持率」
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筆者紹介
相葉 斉 Hitoshi Aiba |
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