大人の人生マニュアル

(2010/02/10)
人生マニュアル-100210-01.jpg
小さなころから、ずっと犬が飼いたかった。

でも、ウチに犬がやって来たのは、50年経ってからだった。

10年前に建てた家には、はじめから、そのスペースが庭にあったのだが、仕事と子育てに忙しくて、それどころではなかった。

川上犬「ハッピー」が家族に加わったのは、4年前のこと。

川上犬は、長野県南佐久郡川上村原産の柴犬に似た和犬。

「秩父山塊のニホンオオカミが猟師によって飼い慣らされた」との言い伝えが残っている長野県の天然記念物だ。

川上村は、山梨県の小淵沢から千曲川の上流に沿って長野県の小諸を結ぶ小海線(愛称・八ヶ岳高原線)の間にある信濃川上駅一帯の村。高原レタスの産地として有名で、農家の平均年収が2000万円を超えるともいわれている。

標高1100m-1400mの寒冷な気候で、ヤマイヌの生息域と合致する。

だから、川上犬は、子犬でも-25℃以下にもなる村の厳しい冬の気候に耐えるほど寒さに対しては強いが、夏場に高温多湿となる地域での飼育には向かない。

というわけで、いまではもう、東京のような亜熱帯に希望者が出ても、里親にはしない(子犬を引き取らせない)ことにしたようだ。

私がどのように天然記念物をゲットしたかは、「よのなかnet」に詳しい。

正確に言うと、長野県を出た「川上犬」は天然記念物の任を解かれるのだが(笑)。

なぜ「ハッピー」という名をつけたか?

長男(現在20歳)以下の子どもたちが、赤ちゃんの時から戯れて、お世話になったぬいぐるみの犬がたまたま「ハッピー」という名前だったから。

飼い犬や猫に幸せ感あふれる名前やラッキーな名前をつけると、1日に何度も呼ぶことになるから、縁起がいい。

とうの昔に奥さんや旦那の名前を呼ばなくなった家族でさえも、犬の名前は呼ぶだろう。

1日家族で「ハッピー!」と30回呼べば、3日で100回。お百度参りで「幸せでありますように!」と100回繰り返すのと同じ計算だ。1年で1万回。10年なら10万回「幸せの呪文」を唱えることになる。

→犬の名前について

筆者紹介

藤原和博 Kazuhiro Fujihara
前杉並区立和田中学校校長
大阪府知事特別顧問
東京学芸大学客員教授

1955年生まれ。東京大学経済学部卒業後、リクルート入社。2003年4月より、都内では義務教育初の民間人校長として、前杉並区立和田中学校校長に就任。現在は、橋本大阪府知事より教育部門の特別顧問を委託され、大阪の小中高の活性化と学力アップに力を貸している。『「ビミョーな未来」をどう生きるか』『新しい道徳』(ちくまプリマー新書)、『校長先生になろう!』(日経BP社)など著書多数。
http://www.yononaka.net

『35歳の教科書』 (藤原和博著)

 

back number

HOME
presented by 幻冬舎メディアコンサルティング