(2010/02/24)
最初に断っておく。
子育てに「正解」はない。
これが、結論だ。
たとえば、私は「友だちとの待ち合わせにも困るから、ケータイ電話を買って欲しい」と言ってきた中2の長男に「NO!」と宣言したことがある。
初めは毎日ケータイ電話の広告パンフレットが廊下にバラ撒かれていて(笑)、息子がキャンペーンで対抗したのだが、私は許さなかった。結果、高校に入学するまで、約2年間息子との会話が断絶。
それでも、息子は大学2年生のいま、友人も多く、ITベタでもない。
自分の居場所を得て自信を持てれば、自然、会話も復活する。
かりに、あのとき買ってやったとして、どうなったかにも、無限の選択肢があるだろう。何がどう影響するかは、やってみなければ分からない。
ただ、父か母のどちらかは、ときに「壁」にならなければならない場合がある。「壁」になって自由や権利のほうではなく、義務や責任について教えるためだ。
親は自分が育てている気になるものだが、じつは時代や環境や、息子・娘がやがて属することになるコミュニティの影響力のほうが強いのではないかとも思う。
そう考えたほうが、いくぶん気楽になれるのではなかろうか。
→我が子をモーツァルトのように育てられる!?
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藤原和博 Kazuhiro Fujihara


