2010.04.30

「花に嵐のたとえもあるぞ、さよならだけが人生だ」

井伏鱒二(作家)

新入社員の皆さん、1か月お疲れさまでした。そろそろ慣れてきましたか? さて、春は出会いの季節でもありますが、異動など別れの季節でもあります。これを書いている今日(4月29日@東京)は、すっかり桜の花も散り、嵐のような風が吹いています。 そして思い出した、30日今日の言葉。 ご存知の方も多いでしょうが、『山椒魚』などを書いた井伏鱒二が漢詩『勸酒(カンシュ)』を訳した際、名訳として広く伝わりました。原文は「勧君金屈巵 満酌不須辞 花發多風雨 人生足別離」。噂の名訳は調べていただくとして、「さよならが必ずあるから、今を大切にしなくては」と解釈。皆さんも「あーしておけばよかったと後悔しない一日」を今日お過ごしください。

出典『思わず知りたくなる!日本の名言141』(学習研究社)

2010.04.28

「年寄りになったからって、賢くなるもんじゃありませんよ。用心深くなるだけですな」

ヘミングウェイ(アメリカの作家)

出典となった『武器よさらば』だけでなく、『老人と海』『誰がために鐘は鳴る』などの作品も残した、大文豪・ヘミングウェイ。彼の言葉が今日の格言。この感覚じわりと身にしみます。経験を積んで得るのは知恵や知識以上に、用心深さだったとは・・・・・・。この言葉を聞いて今日少し冒険してみるか、いつも以上に分別わきまえて行動するのか悩むところです。

出典『武器よさらば(下)』(岩波書店)

2010.04.27

「リーダーにとって最も重要な資質は、人の意見を聞いて学ぶ能力。なぜなら、誰もすべてのことを知ることはできないからだ」

エリック・シュミット(アメリカの実業家)

放任型、ワンマン型、民主型。この3つがリーダーシップの典型例だといいます。米グーグル社のCEOエリック・シュミットは、創設者であるラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンに、同社の経営をさらに良くするため迎えられました。その結果、グーグルは現在のような巨大かつ刺激的企業になっています。手練の技術者などをまとめあげるそのリーダーシップの基本は、聞くこと。そしてその謙虚な姿勢にあるようです。

出典『心を強くする指導者の言葉』(PHP研究所)

2010.04.26

「人間はみな、自分の見たいものしか見ようとしない」

ジュリアス・シーザー(古代ローマの軍人)

「賽は投げられた」「ブルータス、お前もか!」など紀元前につぶやいた、もしくは大声をあげた言葉が今に残る、シーザー。さすが己の生まれ月を自分の名前にした男だけあります。そんな大軍人カエサルの卓見がこちら。たしかに。「『ゼロベース思考』で企画や改善点を考えよ」と言われてもなかなかできるものではありません。残念なのが、カエサルがこの後、なんと続けたのか?「オレ様ならこうするね」と答えが聞きたかった。バイアスを解く術、みなさん独自の方法があればぜひ、編集部まで。

出典『人生の言葉』(日本ブックエース)

2010.04.23

「危機感を持てなくなったら終わり」

三浦知良(プロサッカー選手)

日本最年長プロサッカー選手として活躍中のキング・カズ(趣味はマフィア研究)が、いまから16年前に語った言葉だから、感じることが大きい。このとき「危機感があるから練習して、練習して、誰よりも長くボールを蹴ってきた」とも語っています。ちょっとしたことで枕を高くして眠るようでは、一流になれない!? では最後に、カズの好きな言葉で締めくくりましょう。BOA SORTE!(ボア・ソルチ! ポルトガル語でGOODLUCK!の意味)。

出典『伝説の言葉蹴音』(ぴあ)

2010.04.22

「人間の最も基本的な分類として『知を愛する人』、『勝利を愛する人』、『利得を愛する人』という三つの種類がある」

プラトン(古代ギリシアの哲学者)

プラトンといえば「イデア論」。物事の背景には必ずその本質となる理念(イデア)が存在するという考えが有名です。さて、営業先の担当者を口説くときも、部下をマネジメントするときも、肝心なのは相手の心の奥底の本質をつかむこと。もう少し簡単にいえば、考え、趣味趣向をつかむことなのではないでしょうか? 紀元前から続く3つの分類。気になる相手は何タイプ?

出典『国家(下)』(岩波書店)

2010.04.21

「戦争で片腕を失っても絶望なんてしなかった。だって、生きてるんだから」

水木しげる(漫画家)

NHKでドラマも始まり、雑誌では総力特集。そんなタイミングで出会った、水木しげる先生のお言葉。太平洋戦争で爆撃を受けて左腕を失い、職を転々としながら漫画家に。しかし、「ゲゲゲの鬼太郎」のヒットまでは長かった。先生は「若い人には苦しむことから逃げちゃイカン」ともおっしゃってます。はい、逃げません。今日のテーマは「強く生きる」で決定!

出典『プロ論2』(徳間書店)

2010.04.20

「よい顔が推薦状であるならばよい心は信用状である」

エドワード・リットン(イギリスの作家)

劇作家や政治家としても活躍したリットン。「ペンは剣よりも強し」という言葉を残したのも彼です。「男の顔は履歴書」「男は40歳を過ぎたら顔に責任を持て」という言葉も耳にするなか、時間は刻々と流れてどこかあせる日々。よい顔になるのも難しいですが、よい心とは、さらに難しい。やさしさ、誠実さ、それとも勇気? 何を大切にして生きるかで数十年後、人は苦みばしった顔になったり、温和でおだやかな顔になるのかなと。今日はどんな気持ちで過ごすか、少し考えてみたくなりました。

出典『日本語を使いさば明言名句の辞典』(あすとろ出版)

2010.04.19

「賢者はチャンスを見出すのではなく作り出す」

フランシス・ベーコン(イギリスの哲学者)

4月9日の言葉で、チャンスをつかむ話に少し触れたのですが、ベーコンはそもそもチャンスを作れと言っていました。仕事=チャンスと置き換えれば、まさに仕事は落っこちているものではなく、自ら作り出すものなのだなと。これは有名な電通鬼十則の1カ条にも共通していました。また、「知は力なり」という言葉も残したベーコン。チャンスは知性と知識から作り出せるのかもしれません。

出典『運命の言葉』(日本ブックエース)

2010.04.16

「いつでも今日が、いちばん楽しい日」

あずまきよひこ

ビジネスパーソンの皆様、1週間お疲れさまです。そして今日は「ハナキン」(死語ですがいい言葉です)。友人に会ったり、おいしいものを食べたり、リラックスする時間を楽しみに1日が始まった人も多いのではないでしょうか。「BIZMAG」のコンセプトはリセット&チャージ。この週末は子どものときの夏休みのような時間を過ごして、リフレッシュすることをおすすめいたします。

出典『よつばと1』メディアワークス

2010.04.15

「若き日に薔薇を摘め」

瀬戸内寂聴(作家)

若ければ傷の治りも早い。やりなおしが効く。だから失敗を恐れず、行けばいい、摘んでみればいい。でも、若いっていくつくらいまでなのだろう? そんなことを考えてしまった人はアウト! 寂聴先生は御年87歳。ほとんどの人が先生より若いはず。われわれはまだ薔薇を摘む年頃なのだ。

出典 講演会や色紙などで好まれて使う言葉

2010.04.14

「『これがどん底だ』などと言っていられる間は、どん底にはなっていないのだ」

シェイクスピア(イギリスの劇作家)

暗い話にばかりやたらくわしくなるのが大人。またこのご時世、つらい思いをしているビジネスパーソンの声も多く聞きます。そんな少し元気がない方々にエールを送りたい気持ちで一言。闇のなかでも人は光を探す生き物。どこかに手をかけられるだけのとっかかりがあるはず。クライマーになった気分で、どん底から這い上がれ!

出典『リア王』(岩波書店)

2010.04.13

「危機的状況のときこそ、人は最も成長します。そして、その人の本質が見えるものなんです」

カルロス・ゴーン(ルノー・日産自動車CEO)

筋肉も負荷がかかったあとに超回復することで増加する。人間も困難を乗り越えたあとに大きくなれるのだろう。「お、危機ですか。お待ちしておりました」と、まるでひとごとのように感じられれば一人前。テンパる姿をまわりに晒すなんて格好悪い。ピンチのときこそ、涼やかな顔で臨みたいものです。

出典『プロ論』徳間書店

2010.04.12

「書を読まば最上の書を、師を択ばば第一流の人を」

落合直文(歌人・国文学者)

読書離れはわれわれの業界にとって大変切実な問題。しかし、これだけ新刊点数が多ければ読者の方が何を読んでいいのかわからないのもとてもわかります。そこで、「BIZMAG」で連載中の 藤原和博先生 が本選びのヒントをひとつ教えてくれています。そして、師選び。これは弊社刊『なぜエグゼクティブは、アラスカに集まるのか?』をお読みください。一流が集まるレストランで彼らの立ち居振る舞いを垣間見るのもひとつの方法。今日は少し宣伝色強くなったことご容赦ください。

出典『思わず知りたくなる!日本の名言141』(学習研究社)

2010.04.09

「偶然は準備のできていない人を助けない」

パスツール(フランスの細菌学者)

狂犬病やコレラのワクチンを開発し、いまもパリの研究所に名が残るパスツール。よく「チャンスの女神には後ろ髪はない」と言われますが(しかしこれ、どのような髪型なのでしょう?)、まさにその前髪をつかむためには、目を凝らしたり、ときには道具をもって準備しなくてはならない。まずはできるところから、週明けのTODOリストを今晩中につくるとしましょう。

出典『運命の言葉』(日本ブックエース)

2010.04.08

「われわれが利用できる資源のうちでたえず成長と発展を期待できる唯一のものは人間の能力のみである」

ピーター・ドラッカー(アメリカの経営学者)

オーストリアに生まれ、アメリカを代表する経営コンサルタントになった、ドラッカー。『マネジメント』『プロフェッショナルの条件』などその著書を読んだ人も多いのでは? 経営資源にはヒト・モノ・カネ・技術・ノウハウ・時間などがあると思うのですが、たしかにこの6つをじっと見てみると、たえず成長と発展が期待できるのはヒトのみ。でも気をつけないといけないのは、ヒトまかせ。化けるのは自分だと思わないとです。

出典『現代の経営』(ダイヤモンド社)

2010.04.07

「有能な者は行動するが無能な者は講釈ばかりする」

ジョージ・バーナード・ショー(イギリスの劇作家)

イギリスの近代演劇を確立した、バーナード・ショー。新しい価値観を好み、風刺に満ちた『ピグマリオン』『聖女ジョウン』などの戯曲を後世に残しました。ショーさんのおっしゃるとおり、講釈ばかり・・・・・・な人はいるにはいる。あなたもわたしも、まわりからそう言われないために、靴をみがいて行動に出よう。

出典『人と超人』(岩波書店)

2010.04.06

「一般に思いつきというものは、人が精出して仕事しているときにかぎってあらわれる」

マックス・ウェーバー(ドイツの社会学者)

1910年代、第一次世界大戦後に混乱する青年たちに向け、「日々の仕事(ザッヘ)へ帰れ」と説いたウェーバー。本書には、政治の危うさや政治を担う人間たちの資格などが書かれているのですが、この言葉はどの業種にも当てはまるはず。何も思いつかないなあと一服しにいくことなく、ウェーバーさんを信じてウンウンうなってみましょう。アイデアの天使が舞い降りてくるかもしれない。

『職業としての学問』(岩波書店)

2010.04.05

「The greatest glory in living lies not in never falling,but in rising every time we fall. 転ばないことより、転ぶたびに立ち上がること。そこに人生の栄光がある」

ネルソン・マンデラ(南アフリカの政治家)


アパルトヘイト撤廃に尽力した、ネルソン・マンデラ。20年以上(!)収監されてなお運動を続け、大統領にまでなった男だからこそ、この言葉は深い。「取引先とトラブった」「最近仕事がうまくいかない」。マンデラさんを見てみよ。ちょっとやそっとの失敗でめげている場合じゃない。さあ、立ち上がるのだ!

出典『The Minister'sManual』Lee McGlone/Jossey-Bass

2010.04.02

「プロジェクト成功のコツは「異種格闘技」にあるんです」

富野由悠季(監督・演出家)

「機動戦士ガンダム」の生みの親・富野由悠季さん。作品は1979年にスタートしたので、ドンピシャではまった世代はいまや働きざかり。「坊やだからさ・・・」。赤い彗星・シャア・アズナブルの言葉では許されない立場になっているのではないでしょうか。ここでいう異種格闘技とは「異なるものを取り入れて自分のものにアレンジしていく技」だといいます。同業者だけでなく、一番遠いかのような仕事をしている友人、知人に久しぶりに電話してみてはどうでしょう?

出典『プロ論2』(徳間書店)

2010.04.01

「人間はすこしぐらい品行が悪くてもよいが、品性は良くなければいけないよ」

小津安二郎(映画監督)

4月1日は入社式。新入社員へ向けたエールで思い出すのが、サントリーの「新入社員諸君」の広告。そこで、サントリーの一時代を支えた山口瞳さんの著書『礼儀作法入門』から今日の一言。礼儀作法とは何か考えた山口さん、"世界の小津"の言葉を思い出したといいます。「礼儀作法は品行、でも品性に近づけて考えたい。そして品性の良い人間が品行が悪くなるはずがない」。フム。ちなみにこの本の一行目には「まずは健康であらねばならぬ」とも書かれています。新入社員のみなさん、品性と健康から始めましょう。

出典『礼儀作法入門』(新潮文庫)

 
presented by 幻冬舎メディアコンサルティング