2010.08.31

「いやなことはすべてわすれるにかぎる、だからぼくはいつもしあわせなんだ」

スニフ(ムーミン谷の生き物)

スニフが登場するのはカバそっくりのムーミン・トロールと仲間たちが活躍するフィンランドの児童文学「ムーミン」シリーズです。スニフは種族の名前もない小さな生き物。気楽なのんき者でボタン集めが趣味だそうです。 さすが児童文学、といったような直球の名言なのですが、結局のところ「よく生きる」とはこういうシンプルなことなのかもしれません。いやなことはすべて忘れる。なかなか難しいのではありますが、これさえできてしまえば毎日幸せ、間違いなしです。

出典「ムーミン谷の名言bot」(twitterより)

2010.08.30

「恋は遠い日の花火ではない」

小野田隆雄(コピーライター)

懐かしく思い出される方も多いのではないでしょうか? 90年代、長塚京三さん主演で一世を風靡したサントリーオールドのCMキャッチコピーです。
額面通り、恋は遠い日の花火じゃないぞ! と夏の終わりに発奮してみるのももちろん素敵なことです。でも毎日の仕事でも、
「恋みたいなドキドキワクワクは遠い日の花火じゃないんだよなあ」という気持でつねに新しいことやものに興味を持つ自分でいるのも素敵なことです。
年を重ねるにつれ好奇心や冒険心は薄れていくもの。でも、心の瑞々しさを失わない自分でいようではありませんか。

出典『オールド広告ライブラリー』(サントリーHP)

2010.08.27

「希望を持って行動する――これは不幸に落ちた者の義務なんです」

ボリス・パステルナーク(詩人・作家)

『ドクトル・ジバゴ』の生みの親。ソヴィエト生まれソヴィエト育ち。生粋のロシア人ですがその小説はもっぱら西側諸国で人気を博し、ソ連当局からは「革命の本当の姿を描きすぎた」として才能を認めてはもらえませんでした。ノーベル賞に選出されたときにも、母国ソ連の圧力で受賞を辞退した人。それがパステルナークです。 いまは不景気。ボーナスカットは朝飯前。査定ごとに給料が下がってる! という方もいらっしゃるかもしれません。でも、夜は永遠に続くわけではありません。暗い話ばかりの昨今だからこそ、希望を持って前向きに仕事をするのが、正しい職業人の姿です。暑いですが今日も希望を持って邁進あるのみ、です。

出典『ドクトル・ジバゴ』(新潮文庫)

2010.08.26

「成功の9割は信じる気持ちから生まれる」

ウディ・アレン(映画監督・俳優)

オシャレ映画を撮らせたら右に出る者はいないウディ・アレンですが、映画監督に至るまでにはギャグライター、放送作家などいろんな職を転々としています。ウディ・アレンが本当にしたかったことが何かは本人に聞いてみなければ分かりませんが、どのジャンルでも成功した人であることは確か。いつも自分がうまくいくだろうと信じて努力した成果なのかも知れません。 やりたくてやっている仕事、必要だと思うから進めているプロジェクト、それなのにともすると、私たちは失敗するのではないかという不安を感じずにはいられません。でも、信じて前に進むこと。シンプルですが、これに勝る成功の特効薬はないのかもしれません。

出典『それでも仕事は好きで選べ』(Nanaブックス)

2010.08.25

「人生を楽しむコツは、どれだけ馬鹿なことを考えられるかなんだ」

ルパン三世(大泥棒)

いまビジネスマンをなさっている方なら、一度はご覧になったことがあるのではないでしょうか? 国民的アニメ「ルパン三世」の名言です。 子ども騙しと侮るなかれ。なかなか真理を突いた一言です。ただ生きるために生きるのであれば、それはもう、定められた道を黙々と進んで行けばいいだけ。けれど我々の人生は楽しむためにもあるのです。そして楽しみたいと思ったら、たまには羽目をはずしましょう。なんてことを考えてるんだ、というような奇想天外なことを考えて、実行してしまうなんて大人っぽくて素敵です。さあ、今日も人生楽しみましょう。

出典『ルパン三世 THE MOVIE くたばれノストラダムス』(バップ)

2010.08.24

「人間だから堕ちるのであり、生きているから堕ちるだけだ」

坂口安吾(小説家)

無頼派作家のひとり、坂口安吾。代表作『堕落論』は、読んだことはないけど名前は知っているという人も多いのではないでしょうか。本日はその『堕落論』の名言です。 ユートピアなんて嘘っぱちだよ、と安吾は言います。希望に燃えて生きているからこそ人間は喧嘩をするし恋もするんだ、と。 たしかに生きる気力もないときに部下を叱ったりはしないもの。部下だってやる気がなければ上司の批判もしないでしょう。 なんだかコソコソ言ってやがる。俺の悪口か? というようなときでも、彼らの仕事への熱意の表れだ、と、寛大にそう思うことにしようではありませんか。

出典『堕落論』(筑摩書房)

2010.08.23

「つまり何かが違うと居心地悪く思ってる時っていうのが、 実は僕にとって最高の瞬間をもたらすステップなんだ」

デヴィッド・ボウイ(ミュージシャン)

『スペース・オディティ』のトム少佐、架空のロックスターを演じきった『ジギー・スターダスト』、ベルリン時代に名乗った"シン・ホワイト・デューク"......。つねに違う顔を見せてきたデヴィッド・ボウイならではの名言です。
人間だれでもなじみの場所になじみの人といるときこそが心地よいもの。でもその世界に甘えることなく新しい世界に飛び込み、居心地は悪いけれどその場所を最高の場所にするために工夫する。それこそが人生の醍醐味と言うこともできます。
もちろん、わざわざ調和をぶち壊す必要はありませんが、何か物足りないと思ったら新しい世界へ果敢に挑戦してみましょう。

出典『ロックミュージシャン名言集』(シンコーミュージック)

2010.08.20

「私はまだかつて嫌いになった人に会ったことがない」

淀川長治(映画研究家)

「嫌いな人に会ったことがない」は淀川長治さんの口癖だったそうです。ただもちろん、嫌なことや腹の立つことはあったはず。でも淀川さんは、それをした人を嫌いにならなかったということなのではないでしょうか。
私たちは嫌なことをされたとき、その人のことまで嫌いになってしまいがち。上司であればとんでもないことをやらかす部下はなんとなく敬遠してしまいがちですよね。
けれど、そういうときはしたことに対して怒れば良いのであって、その人ごと嫌いになることはありません。
ポカばっかりの部下を叱り飛ばすことがあっても、彼ら彼女らの人間性まで否定しない上司でいてください。

出典『一日一名言 歴史との対話365』(新潮社)

2010.08.19

「我々は約束に欺かれ、時間に惑わされる」

レオナルド・ダ・ヴィンチ(芸術家・科学者)

なんだか昼すぎまで寝ていると肩身が狭い。のんびり本でも読もうかと思っていたのに夕方約束をしていて落ち着かない。あー、せっかくの休暇だったのに何をやってるんだ一体。というようなこと、ありますよね。
ダ・ヴィンチの言う通り、我々は「約束」や「時間」に縛られすぎているのかもしれません。何の約束もない休日はややさみしい、という気もするかもしれませんし、分刻みのスケジュールになれているとぽっかり何時間も空いている状態は気が気ではないかもしれません。
しかしそれは神様がたまにくれたご褒美だと思って、時間も約束も忘れてのんびりしてはいかがでしょうか。

出典『知をみがく言葉』(青志社)

2010.08.18

「学びてのち足らざるを知る」

榎本武揚(幕臣)

新撰組の土方歳三らとともに箱館を占拠し、日本初の共和制政府を敷いた榎本武揚の名言です。
共和国政府の総裁に着任した榎本でしたが、占拠していた五稜郭は明治新政府によって陥落させられました。榎本武揚も一旦は処刑を覚悟するのですが、しかし、科学者としての教養と実務家としての才能を買われて明治政府に出仕します。その変わり身の早さは当時も批判の対象でしたし、後世でも賛否両論。しかし榎本本人は弁解も釈明もしませんでした。そんな寡黙な榎本が晩年遺したこの言葉。
言っているのが波乱の人・榎本だからこその重さがあります。我々も現役を離れてのち、「学びてのちに足らざるを」と言える生き方をしたいものです。

出典『語録』(角川書店)

2010.08.17

「女性というのは愛されるためにあるのであって、理解されるためにあるのではない」

オスカー・ワイルド(劇作家・小説家)

セクハラではありません。小説家・ワイルドの名言です。
雇用機会均等法が制定されてはや四半世紀。女性が男性と同じ仕事をするのは珍しくもなんともない光景になりました。
とはいえ、まだまだ「女性は扱いづらくて」なんて手を焼いている人も多いようですね。そんな上司は今日の名言を心のどこかに留めておいてくださるとよいかもしれません。
最近の脳科学の研究でも、女性の脳は共感を求める傾向にある、という結果もあるそうです。女性がほしいのは「ふぅん」という理解ではなくて、「なるほどね、僕もそう思うよ」という共感、広い意味での愛情なのです。女性に対しては理詰めで解釈する前に、「なるほどね」の一言をつけてみることをお勧めします。

出典『語録』(角川書店)

2010.08.16

「小説は天帝に捧げる供物、一行でも腐っていてはならない」

中井英夫(小説家)

幻想小説家・俳人の中井英夫の名言です。
中井英夫は文筆家だったので自ずからこういう言い方になりましたが、何も小説に限ったことではありません。自分の仕事、と定めた仕事はキズ一つあってはならないのです。
キズ、というのはミスや失敗のことではありません。自分の心の問題で、100%精魂傾けない仕事をしてはいけない、ということではないでしょうか。
私たちはついつい自分を甘やかしがち。特にベテランほど「この仕事」の落とし所までよく見えるので、「このあたりで手打ちに」と思いがちです。しかしそうではなく、自分にも他人にも恥じることのない、100%打ち込んで結果を残したいものです。

出典『中井英夫全集』(東京創元社)

2010.08.13

「敵の逃げ道を作ってから攻めよ」

豊臣秀吉(武将)

「鳴かぬなら 鳴かせてみよう ホトトギス」という彼を端的に表す言い回しがありますが、豊臣秀吉は才智の人。「根切り」といって敵の一族郎党をせん滅するのを信条としていた信長の後を継ぎながら、人を殺すことを好まなかった人でもあります。
たしかに、逃げ場をなくして一網打尽にしても世の中完璧ということはないものなので、恨みを持つ誰かがどこかに生き残ることに。信長も結局それで寝首をかかれたとも言えます。
仕事の交渉事で"敵"を効率的に陥落させなければいけない場合も多々ありますが、追いこんで承諾させるのでは後々の対人関係にも響きそう。ここはひとつ、相手がうまく逃げられる道をつけつつも、OKと言わせるよう心がけたいものです。

出典『思わず知りたくなる! 日本の名言141』(学研)

2010.08.12

「変わらずに生き残るためには変わらなければならない」

ルキノ・ヴィスコンティ(映画監督)

絶世の美少年と老残の学者の残酷な恋を描いた『ヴェニスに死す』、鉄鋼で名を成した華麗なる一族の没落を描く『地獄に堕ちた勇者ども』、美しくも狂おしい映画を撮り続けたヴィスコンティの謎めいた名言です。
ヴィスコンティは貴族でした。かたくなに己の美の世界を守り続けた人でした。しかしその一方で『ヴェニスに死す』の美少年役を探して当時としては大規模なオーディションを開催するなど、進取の精神に溢れた人でもありました。
やりたい仕事をやり遂げるには、自分も世界に対してオープンに進化し続けなければならない。つまりはそういうことなのかもしれません。

出典『ロック・ミュージシャン名言集』(シンコー・ミュージック)

2010.08.11

「人生とは、人生以外のことを夢中で考えてる時にあるんだよ」

ジョン・レノン(ミュージシャン)

さすがジョン・レノンといった感じのユーモラスな名言ですが、仕事も同じのように思われます。「仕事とは何か?」などと考えている暇があったら寝ても醒めてもひたすら働く。毎日寝るか食べるか仕事するかしかない。誰にでもそういう時期はありますが、そういうときこそ、良い仕事をしていたりします。
40代にさしかかるといみじくも仕事人生はもう折り返し地点。ふっと「仕事人間」と呼ばれることに不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、ノープロブレム。是非もなく仕事に打ち込んでいるときこそが人生と、そういうこともできるわけですから。

出典『ロック・ミュージシャン名言集』(シンコー・ミュージック)

2010.08.10

「私たちの時代は大難破にさらされている」

バルザック(作家)

バルザックの言う私たちの時代とは19世紀。いまから2世紀も前のことです。さて、バルザックは続けて、この大難破から我々を救うのは「個人主義」だ。と語りました。しかし2世紀が経ち、いまの我々は個人主義では人類は救われなかったのではないか? と薄々感じ始めています。
地球と共存しようという運動がエコですし、国や世代が異なる人たちとも共存していこうというのがグローバライゼーション。そんな機運が高まりつつあります。私たちも自分のことや自分の会社のことだけではなく、自分の会社もうまく行って誰かの役にも立つ。そういう視点を持って日々働きたいものです。

出典『田舎医者』(角川書店)

2010.08.09

「職人を突き抜けて芸術家になるんであって、職人でない芸術家なんてない」

黒澤明(映画監督)

最近の若者は大事に育てられてきたせいか、雑用や丁稚仕事を嫌いがち。こんなの自分の仕事じゃない。僕の才能を上司が認めてくれない。そんなことを言う若者が多いようです。 そんな彼らには上司としてこの名言を紹介してあげてください。
あの「世界のクロサワ」でさえ、決して最初から芸術家だったわけではないのです。10年近い、長い下積みを経て映画監督になり、三船敏郎という得難い相棒を捕まえて彼の才能がはじめて十全に発揮されたのです。
甘えたことを言う若者たちには努力してこそ花ひらく、という会社員の真実を教えさとしてあげましょう。

出典『黒い雨』(新潮社)

2010.08.06

「や、光が手走(たばし)った」

井伏鱒二(作家)

1945年8月6日、マリアナ諸島から飛び立ったエノラ・ゲイがヒロシマに「新型爆弾」を投下しました。天才科学者ロバート・オッペンハイマーが陣頭指揮に立ち、アメリカの砂漠の真ん中に世界中の頭脳を集めて完成させた原子爆弾でした。
広島出身の井伏鱒二は「あの日」のことを小説に書きました。刊行は昭和40年。戦後20年を経てなお白血病や被爆者差別など、新たな傷を刻み続ける原爆への怒りを筆で表した名作です。
いま、戦後65年が過ぎました。ヒロシマ・ナガサキの悲劇は遠い昔のことのように思えるかもしれません。しかし、オッペンハイマーが戦争を止める目的で開発した原爆が結果的に冷戦を招き、原爆の対抗兵器として水爆が開発された歴史を忘れてはいけません。そして原爆で突然命を奪われた何十万という犠牲者のことも、決して忘れてはいけないのです。

出典『黒い雨』(新潮社)

2010.08.05

「マリリン・マンソンっていうのはコンセプトであり、アイディアであり、一つのパーソナリティなんだよ」

マリリン・マンソン(ミュージシャン)

現代のロックスター、マリリン・マンソンの名言です。禍々しいメイクと衣装、金切り声、キリスト教国アメリカで神を冒涜するライヴアクトを行う――こうして書くと、ただのファンキーなアメリカ人のように聞こえるかもしれませんが、名言で本人が言っている通り、「マリリン・マンソン」とはコンセプト。普段の本人は非常に聡明で落ち着いた人物のようです。
我々も、素の自分のままではいられない状況が往々にしてありがちです。そういうときは冷静に、いま自分がどういうキャラクターを求められ、どんなアイディアを求められているかを判断し、振る舞ってみてはどうでしょうか?

出典『ロック・ミュージシャン名言集』(シンコーミュージック)

2010.08.04

「すべて真の生とは出合いである」

マルティン・ブーパー(哲学者・社会学者)

出合いと別れといえば「さよならだけが人生さ」という井伏鱒二の名言が有名ですが、その対極を行くのが本日の名言です。
確かに、人生は出合いと別れの連続。別れにこそドラマがあるという見方もまた真実ですが、出合いこそ人生だ、という考え方も素晴らしいですね。
仕事がデキる男であればあるほど、一瞬の交わりの機会も増えます。うまく噛みあって良い仕事ができることもありますし、反対にうまくいかないことも多いでしょう。
しかし、それでも出合いあってこそ。出合わなければ何も生みださないのですから。結果はどうあれ恐れずに、今日も人との出合いを楽しんでください。

出典『我と汝・対話』(岩波書店)

2010.08.03

「その日をちゃんと生きること。人生にこの日は一度しか訪れない。」

エリック・クラプトン(アーティスト)

基本的なことほど忘れてしまうのが人間。そこで、今日は人生の基本を言い表した名言をご紹介します。
大人になると子どもの頃のように毎日が冒険、とは行きません。多くの人は毎日同じことを繰り返している。という思いにとらわれることも多いのではないでしょうか。
しかし当然のことながら、「今日」と同じ日はもう二度と来ないのです。そう思うと、変わり映えのしない毎日も少し愛おしくなりますね。

出典『「FREE&EASY」2010年2月号』

2010.08.02

「人の一生には焔の時と灰の時がある」

アンドレ・レニエ(作家)

とうとう8月ですね。暑いですね。そろそろ夏休みをとられる方もいらっしゃるのではないでしょうか? 夏、海といえば、短絡的ですがやはり恋。
もう恋は遠い昔の花火だよ、という方も、いやいやこれからもう1回打ち上げて、という方もいらっしゃるかと思いますが、どちらにせよ、人生には炎の時と灰の時がある模様。
いまは仕事が燃え盛っている、というときもあれば、いまは恋の炎があがっている。というときもあるもの。バランス良くどちらもそこそこ燃やすのが大人の男、という気もいたしますが、夏ですから、恋に燃えるのも粋なものです。

出典『半ばの真実』(角川書店)

 
presented by 幻冬舎メディアコンサルティング