2012.02.29
「目の前の仕事に集中せよ」
グラハム・ベル(ベル電話会社創業者)
|
電話を発明したことで有名なベル。
1874年に現在の電話の理論を確立し、その2年後に特許を取得。それからわずか9日後に、電話を介して言葉を伝達することに初めて成功しました。
ベルは、研究に没するあまりに健康を害し、イギリスからカナダに移住したそうです。健康を害するほど集中するのはやりすぎにしても、ここ一番では寝食を忘れて仕事に打ち込むべき時というのがあるのではないでしょうか。
出典『心を揺さぶる名経営者の言葉』(PHP文庫)
2012.02.28
「他人が賢明だと思う以上に注意しろ」
ハワード・シュルツ(スターバックス・コーポレーション社長)
|
ハワード・シュルツは1982年にスターバックスに入社後、事業規模拡大のために様々な提案をしますが、意見を受け入れられませんでした。
落胆したシュルツは、スターバックスを退社後イル・ジョルナーレを自ら開店しました。これが莫大な利益を得るほどの成功を収め、スターバックスの小売部門を買収、社名を「スターバックス・コーポレーション」に変更します。
通信販売や従業員に対する利益還元システムなど、「人とは違うこと」をやることで成功したシュルツ。冒頭の言葉も、その哲学が感じられるものです。
出典『心を揺さぶる名経営者の言葉』(PHP文庫)
2012.02.27
玉は磨くことで初めて価値が出るように、人も自らを磨き鍛錬して初めて真の人となる、ということを説いています。また、能力や素質がないと自らを卑下してはいけない、それは道を学ぶ努力を怠っているだけだ、とも説いています。
自分を磨くことは重要ですが、自分を磨いてくれる師を見つけることも必要でしょう。そんな師を探すということも、自らを磨くための行為なのです。
出典『名言の智恵 人生の智恵』(PHP研究所)
2012.02.24
「はかない利得に血眼になるがゆえに」
F・ルーズベルト(第32代アメリカ大統領)
|
「働くことの喜びや健全な意欲が忘れ去られるという事態に終止符を打たねばならない」と続きます。
世界恐慌の三年後、アメリカの失業者は1300万人に達したその年に大統領に当選したルーズベルトの就任演説の一節です。
他人の資金で投機を行うことが悪ではありません。しかしそれがあまりにも過激になりすぎた故に、多くのものが失われ、多くの人々が意欲を無くしたことは事実です。
言葉通り、彼はニューディール政策を打ち出し、アメリカを再生させることに成功しました。
出典『一日一名言』(新潮新書)
2012.02.23
「一日一日が小さな一生なのだ」
ショーペンハウエル(哲学者)
|
続いて、「毎日毎日の起床が小さな出生、毎夜の臥床就寝が小さな死なのである」と来ます。
実存主義の先駆けともいえる哲学を展開したショーペンハウエルは、健全な精神の増強や障害に立ち向かうことの価値を説いてきました。
現実世界で何を成すか、という問題を考えたとき、私達には時間に限りがあります。そこで、一日を無駄にしない、毎日生まれ変わるつもりで生きることの重要性を冒頭の言葉は訴えているのでしょう。
出典『一日一名言』(新潮新書)
2012.02.22
「張良、蕭何、韓信の三人をよく用いることができた」
劉邦(前漢の初代皇帝)
|
この三人をうまく使ったことで、「天下を取った所以」としています。
張良は智謀の人、蕭何は民政に優れ、韓信は百戦百勝の軍師でした。劉邦は、それぞれの能力は及ばないが、家臣として彼らを登用することができたからこそ最大限の力を発揮できたのです。
部下の優れた点を見抜き、彼らが力を出せる環境を用意することが上司の務めであるということをあらわす好例と言えるでしょう。
出典『一日一名言』(新潮新書)
2012.02.21
「成功の秘訣は、いかなる職業でも第一人者となることである」
アンドリュー・カーネギー(実業家)
|
カーネギーは、木綿工場の糸巻工、蒸気機関の火夫、機械工、郵便配達、鉄道員などを経て、ついには「鋼鉄王」と呼ばれるアメリカでも有数の実業家となりました。
冒頭の言葉のように、彼はどの仕事においても第一人者となるべく全力を尽くし、その信念を貫いてきました。
カーネギーは、「世界一の金持ち」となった後、「富の賢明な分配」を志し、文化や教育、国際平和などのために研究所や財団を創りました。このような志の高さも、彼が仕事に励む大きな動機づけになっていたのでしょう。
出典『名言名文句事典』(アロー出版)
2012.02.20
「信頼は強制によって醸成されるものではない」
ダニエル・ウェブスター(政治家)
|
「人民の人民による人民のための政治」(リンカーン)、「われに自由を与えよ。しからずんば死を与えよ」(パトリック・ヘンリー)と並ぶ三大雄弁のひとつといわれる演説より。
アメリカの南北分裂に反対していた彼は、統一のためにお互いを信頼し合い、そしてそれは強制するものではなく自然な形として成されることが重要だと考えていました。
強制せずに信頼を得るのはどうすればいいか?福沢諭吉は、「己人を信じて、人もまた己を信ず」と述べています。
出典『名言名文句事典』(アロー出版)
2012.02.17
「士は過ちなきを貴ばず、善く過ちを改むるを貴しとなす」
佐久間 象山(学者)
|
洋学、漢学、自然科学まで幅広く精通した明治後期随一の学者であり、開国と公武合体で幕末を救おうとした志高き人物でした。吉田松陰や勝海舟、坂本龍馬を弟子としていたことでも有名です。
そんな大人物、佐久間象山の不屈の精神を表したのが冒頭の言葉です。
この言葉は、象山から松陰、そして孫弟子の高杉晋作にも伝わり、維新志士の気概を形作りました。
出典『一日一名言』(新潮新書)
2012.02.16
『論語』より。
大小問わず、何かのグループをまとめるリーダーは常に正しいことをしないといけない、そうすることで下の者も正しくなる、という意味でしょうか。
では、正しいこととは何でしょうか。
『論語』の最終章には、「天命(理念や時勢)、礼儀、言葉をよく知ること」とあります。この3つを知ることで、政は正しくなる、と孔子は主張しています。
出典『一日一名言』(新潮新書)
2012.02.15
「どうか僕を幸福にしようとしないで下さい。それは僕にまかせて下さい」
アンリ・ド・レニエ(作家)
|
理性・常識・法則といった言葉がキーワードとなった、18世紀新古典主義の詩人・作家であるアンリ・ド・レニエ。彼の残した名言の多くは、非常に現実的で、自己責任に基づいた生き方をすべき、というものになっています。
幸福になるのは自分の仕事で、それは他人に任せるものではない。そして、他人を幸福にしようとすることも、また傲慢な考え方だ、というのが冒頭の解説です。
出典『ポケットに名言を』(角川文庫)
2012.02.14
「幸福とは幸福をさがすことである」
ジュール・ルナアル(作家)
|
小説『にんじん』が日本でも有名なフランスの作家です。
この小説は、自身の幼少期の体験をモチーフにしていると言われています。内容としては、家族から不当な扱いを受ける少年が徐々に成長をしていく物語です。
幼少期につらい体験があったからか、「幸福であるだけでは十分ではない。他人が不幸でなければならない」といった穏やかではない名言も残しているジュールですが、そんな中でもなんとかもがいていこう、という強い意志が冒頭の名言からは伺えます。
出典『ポケットに名言を』(角川文庫)
2012.02.13
戦に臨む際の作戦における原則の話です。
自軍に敵の十倍の兵力があれば相手を包囲し、五倍であれば攻撃、二倍なら敵を分断する作戦をとり、互角であれば全力を尽くし、そして劣勢の時は退却せよ、という考えです。
特に重要なのが「劣勢の時は退却する」という部分で、これを無視して強気一点張りで臨めば敵の餌食になるだけだ、とも述べています。
孫子は戦を一回の勝ち負けではなく、もっとトータルで考えるべきという視点を持っていました。それ故、退却も次へのステップとして前向きに捉えていたのです。
出典『名言の智恵 人生の智恵』(PHP研究所)
2012.02.10
戦を左右するものは、「各個人の力」ではなく、「軍全体の勢い」である、という意味です。
もちろん各個人の総和が高いに越したことはないのですが、全体に勢いがあることでその総和を何倍にもできる、というのが孫子の考えなのでしょう。
勢いをつけるために必要なことは、自軍の有利な条件の周知、士気の鼓舞、気を緩めないための引き締めなど。これらを巧みに操作し、勢いを生み出すのがリーダーの役割です。
出典『名言の智恵 人生の智恵』(PHP研究所)
2012.02.09
高利は、江戸時代の商人で、後の三井財閥の基礎を築いた人物です。
冒頭の言は、組織を動かす才のある者の下には、無能な部下などいないものであるという意味です。「うちの部下はだめだ」と嘆いているリーダーは、実は下の人材を発掘し育てる能力が自分にないことを公言しているようなものなのです。
嘆くのではなく、部下のことをよく見て、指導を工夫することを考えるべきなのです。
出典『名言の智恵 人生の智恵』(PHP研究所)
2012.02.08
「知識が単なる知識ではなく身について、しかもそれが自然の正しいものであった時、知ることは知らざることと同じ無為自然となる」という考え方です。
中途半端な知識しか持たない人は、かえってそれについて饒舌となり、下手をすれば墓穴を掘ってしまうこともあります。しかし、知識としたものをよく理解し、自然とその知識に沿った行動ができるような境地までたどり着けば、老子の言う「上」の存在になれるのかもしれません。
出典『名言名文句事典』(アロー出版社)
2012.02.07
「生きることへの絶望なしに、生きることへの愛はない」
アルベール・カミュ(作家)
|
彼の作品の主題は、「不条理の哲学」と言われています。「人間は生と死の矛盾のはざまに生きることを運命づけられており、死あればこそ生に価値あり」というものです。
「死」という圧倒的な絶望があるからこそ、「生」を愛することができる。この考え方は、他にもさまざまなものに応用できるのではないでしょうか。
例えば、仕事に絶望した時。絶望があるということは、そうなってしまった障害を除けば希望が見えてくる、と言えるでしょう。
出典『名言名文句事典』(アロー出版社)
2012.02.06
「動けば動くほど、チャンスに巡り合える確率は高くなる」
ロス・ペロー(実業家)
|
ロス・ペローは、IBMのトップセールスマンを経て、情報処理会社を起ち上げ、その会社をゼネラル・モーターズ社に売却して再度同様の会社を創り、その会社も10年で大企業へと成長させました。
徹底的に動き回ることで、ビジネスチャンスに気づくことができます。また、考えて動くより、動きながら考える方が効率も良く、より現場に則したアイデアが出てくるのです。
出典『人生と仕事を成功に導く72の感動の言葉』(学習研究社)
2012.02.03
「君達、もったいないじゃないか」
ジェリー・ジャンキンズ(TI社会長)
|
大手半導体メーカー、テキサスインスツルメンツ(TI)社をわずか1年で一気に再建させたジャンキンズの名言です。
冒頭の言葉から、「なんで先輩達の失敗をしっかり調べ学ばないの?同じ失敗をする必要はないだろう」と続きます。
この「先輩達の失敗」というのは、実はかなり昔の話で、当時のことを知っている社員は誰もいなかったそうです。
しかし、ジャンキンズはそんな大昔の失敗も、時間と労力をかけて調べ上げていたのです。そうすることで、「何十億ドルの損失を防げると思うよ」とも語っています。
出典『人生と仕事を成功に導く72の感動の言葉』(学習研究社)
2012.02.02
「まず成功すると決める」
トラメル・クロウ(トラメル・クロウ創業者)
|
トラメル・クロウは1980年代、アメリカで「不動産王」と呼ばれ、一代で世界トップクラスの不動産会社であるトラメル・クロウを築き上げました。
「成功者とそうでない人との決定的な違いの一つは、何もないときに、また大変な状況のときに、まず成功すると本心で決められるかどうか」と述べています。
「まず成功すると決める」ということは、根拠や可能性、リスクなどは度外視して、何がなんでもやってやるという意気込みのことでしょう。
出典『人生と仕事を成功に導く72の感動の言葉』(学習研究社)
2012.02.01
「一秒を二秒に生かせ」
フランスベッド(株)「営業訓」
|
非常にわかりやすい訓示です。
何をしているにしても、常に最初から最後まで集中して物事に取り組めている人は少ないと思います。というより、現実問題としてそのようなことは不可能なのかもしれません。
しかし、常に集中して、人の二倍のスピードで物事を進めるという意識を持つことは重要です。例えば、普通の人が集中できている時間の二倍の時間は無理でも、一.五倍くらいの時間集中できていれば、単純計算で一.五倍の成果を上げることができるはずです。
出典『名言の智恵 人生の智恵』(PHP研究所)