(2009/08/24)

バブル崩壊後、日本の経済は単純成長型から成熟型に移行しました。崩壊以前といえば、とにかく働きさえすれば、私たちのお給料は年々上がり、それに伴い、土地も高騰し続けるという右肩上がりの状況でした。しかし、バブルが崩壊してからというもの、ただ単純に「右肩上がりの時代」ではなくなってしまったのです。大きな要因として、数年前から「人口減少社会」に突入しているということは見逃せません。
成熟型に移行した日本経済は、今後もアップダウンを繰り返していくことになるでしょう。
また、バブル崩壊後に起こった終身雇用制度の解体、構造改革による市場競争主義の導入、リストラ問題、年金などの社会保障問題により、私たちの多くが将来の生活に対する経済的不安を一層強めていきます。
がんばって働いても、必ずしも給料が上がるわけではない、ましてや雇用も保証されるわけではない、年金がもらえるかどうかもわからない……。
過酷な状況下において、私たちに与えられた選択肢はひとつ。
「自分で自分を守るしかない」のです。すでに、多くの日本人が気づきつつあります。
これは、現在の生活が豊かな人(年収が高い人)にも言えることです。現在の高収入が10年後も続いているという保証はどこにもないのです。今は順調に経営している自分の会社も、5年後はどうなっているかわからない。会社の経営状態は順調であってもリストラされるかもしれないなど、数多くの不安は拭いきれるものではありません。
そこで、経済的な安定、それも、将来を見据えた「安定」を獲得する方法として、アパート事業(収益用不動産)による資産形成というのが有力な手段であることをお伝えできればと思います。
いわゆる「不動産投資」です。
一般的に投資といえば、株式、投資信託、FXといったものが思い浮かぶと思います。不動産投資というと、どこか専門的な、とっつきにくいものと思われがちです。
また、不動産投資というとバブル崩壊とその後の地価暴落をご存じの方は、“危険だ”と思われる方も多いでしょう。1億円で買って、2億円で売って、その差額1億円が儲けという考え方の投資です。
しかし、今からご提案するアパート事業(不動産投資)は、いわゆる家賃収入を目的とした投資です。家賃収入とは、その物件から毎月上がってくる収入です。
結論から言えば、現在の経済情勢下において、資産を形成することができる投資対象は、「不動産しかない」と思います。
継続的なキャッシュフローは「家賃収入」から
そうです、私の提唱する「アパート事業」によってのみ資産形成は可能であると考えます。
ここでいう「資産」とは、二つの意味を有しています。一つ目は文字通りの資産、ストック型の資産であり、二つ目がインカムをもたらすフロー(キャッシュフロー)です。
特に二つ目のキャッシュフローを継続的に得られる仕組みを作らないと、本当の意味での経済的安定は手に入りません。そして、この二つの目的を達成できる資産形成の手段としては、不動産(それも収益用不動産)以外にないというのが私の結論です。
では、具体的にアパート事業による資産形成とはどのようなものでしょうか。
それは、収益用不動産から上がる家賃収入を目的とします。得られる家賃収入から物件取得時の借入金の返済を行い、必要経費を支払います。この中で、借入金の元金部分は貯蓄、つまり上記のストック型としての資産形成になります。そして、家賃収入から借入金を返済して、固定資産税、管理費等の経費を控除した後、さらに手元にキャッシュが残る仕組みが構築できるのです。
これが、二つ目のフローとしての資産形成です。
たとえば、毎月の家賃収入が100 万円のアパートを1億2000万円で全額借入で購入したとします。表面利回りは10%になります。毎月の家賃収入100万円に対して、借入金の返済50万円、諸経費20万円で手元に30万円(これをキャッシュフローといいます)が残る仕組みとなります。そして、ここが不動産による資産形成の大きなポイントになります。
ほかの投資対象商品において、ここまでキャッシュフローを安定的に得られる仕組みはまずありえません。不動産(収益用不動産)には、ほかの投資商品と異なる優位性があるのです。
さらに、不動産の取得においては、借入が可能ですので、初めからそれほど多額の自己資金を持っている必要がありません。少ない自己資金でも金融機関からの融資を受けることによって物件を取得できます。つまり、他人のお金を利用することによって、資産形成に着手できるので、時間を大幅に短縮できるというわけです。
また、アパート事業は、本業の仕事と兼業で展開することが可能です。
「事業」といいながらも、あなたが実際にそこに費やさなくてはいけない時間は、極めて短くてすみます。アパート事業の魅力は、基本的には、“他者に任せる仕組み”を構築さえすれば、大半はカバーできるという点です。週末のちょっとした時間を有効に使って、上手に資産を増やしてきましょう。
●次回は、「アパート事業の本質」にさらに迫ってみたいと思います。
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大谷義武 Yoshitake Ooya


