(2011/7/24)
今回の相談者
飲食業社長(貯蓄好き) (47歳)
保険で賢く資産形成しよう <その5>
貯蓄好き社長: 前回教えていただいた5つのポイントを覚えてきました。
【1】 社会的責任
1.会社は絶対に潰してはならない。
2.いつ、いかなる場合にも利益をあげなければならない。
税理士: その通りです。よく覚えてこられましたね。
貯蓄好き社長: 一つ言えたからって、からかわないでください。全部覚えて来たのですよ。
税理士: 失礼しました。真面目に勉強してくださっている姿勢に、ついうれしくなってしまったので。ところで、「会社は絶対に潰してはならない」この言葉は厳しいですね。潰さないためにはどうしたらよいのでしょう?
貯蓄好き社長: いろいろな要素があると思いますが、ここでは「いついかなる場合にも利益をあげなければならない」とされています。
税理士: そうですね。いついかなる場合にも利益をあげることこそが、会社を潰さないための唯一の条件だと言ってもよいかもしれませんね。
貯蓄好き社長: 外部環境が今回の震災のように変化してしまってもですか?
税理士: もちろんです。社長の会社にも、震災の有無にかかわらず社員がいて、取引先があります。社員にも取引先にもそこでの給与をあてに生活している家族がいます。
貯蓄好き社長: そうですね。震災があろうとなかろうと、外部環境の変化を理由に業績の低下を肯定することはできませんよね。
税理士: その意思決定は、大変つらく、過酷な条件として経営者にのしかかる課題となるわけですが、しかし、各業界で活躍されている経営者たちのメッセージを注意深く聞いていますと、「維持しよう」だとか、「支援しよう」とか「我慢しよう」などという言葉でなく「リードしよう」という、いわば「先頭に立って引っ張れ」という強い意志が圧倒的に発せられていることを感じます。
貯蓄好き社長: いまこそ経営者が奮起しなければならない時なのですね。
税理士: 絶対に潰さない、だから利益を出し続けるのだ! と、何度も何度も口にして、叫んで、自分の命に刻み込んでいく。こうした繰り返しの中で、ようやく本気が芽生えてくる。そうした生活態度で、経営している社長が何人いることでしょう。
貯蓄好き社長: 私は不死身の経営要素を、ようやく覚えたレベルです。
税理士: 覚えようと行動された社長は立派です。では2つ目をお願いします。
貯蓄好き社長: はい。
【2】 社会的貢献
1.会社自体が繁栄しなければならない。
2.繁栄は、社会がその会社を必要としている何よりの証拠である。
税理士: おみごとです。生き残るためには、利益を出し続けなければならないのですが、その利益は、「社会が容認しているものでなければならない」と展開されています。
貯蓄好き社長: 「繁栄は、社会がその会社を必要としている何よりの証拠である」とはそのように読みかえることができるのですね。
税理士: そうでなければ永続性などありえません。
貯蓄好き社長: そうですね。
税理士: そして3つ目です。
→次ページでは、3つ目の経営のポイントをおさらいします。

山下明宏 Akihiro Yamashita


