(2010/04/24)
今回の相談者IT企業社長(車好き) (45歳)
無税で最高級車を乗りまわそう <その9>
車好き社長: P/L思考の経営者は、税金を潜らせる前のお金しか知りません。B/S思考の経営者は、税金を潜らせた後のお金の存在を知っています。先生、知らない経営者と知っている経営者とでは、経営の仕方がどのように変わるのか表現してみたいのですが、図にしてもらえませんか?
税理士: さて、上手く表現できますかね。でも面白そうですから、やってみましょう。
車好き社長: たとえば資産を増やそうとするB/S思考の経営者の会社をA社、税金をなるべく払いたくないと考えるP/L思考の経営者の会社をB社としましょう。
税理士: こんな条件で始めましょうか。A社もB社も年々の取引金額(売上高)は同じ、社歴も同じ、しかし、A社はコツコツと現預金を増やす経営方針を取ってきたので、現在、501万円の資産を保有しています。B社は納税思考がありませんから、当期利益を常に0万円に調整してしまうので、現在でも現預金は資本金と同額の1万円しかありません。
車好き社長: ありがとうございます。ではこの2社が、同じ買い物をしていきます。
税理士: 最初の買い物は?
車好き社長: 定期積金です。信用金庫に進められて、月額5万円の積み立てをはじめます。年間の積立額は、年間60万円になります。
税理士: わかりました。そうしますと各社のB/Sはこうなります。
車好き社長: この積み立てをするために、必要な売上高はいくらになりますか?P/Lも作成してください。
税理士: 当期利益が60万円必要ですから、税率を40%としますと、税引前当期利益は100万円になります。売上原価と他の固定費を無視すれば、積立のために必要な売上高は100万円ということになります。
車好き社長: そうなんですね。では先生、この売上高を両社が5年間維持した時のB/S、P/Lはどうなりますか?
税理士: こんなふうになります。
P/Lは5年間変わりません。ちなみに5年間の納税額合計は200万円になります。
車好き社長: 税金は本当に高いですね。しかしこのように、コツコツ積み立てていけば、5年間で300万円の定期積金ができるわけです。
ところで、予想に反して売り上げが、思うように達成できなかった場合はどうなるのでしょう。
税理士: 売り上げが下がった場合のことですね。どんなふうに表現しましょうか。では上記のように計画したけれど、売り上げが初年度からたち行かなかった場合を見てみましょう。
業績の悪化に対して、何も手を打たなかった場合のB/Sはこうなります。
→「B/S」の内容は次のページに。

山下明宏 Akihiro Yamashita


