(2010/07/24)
車好き社長: では、6年目に新規の機械を購入した場合のシミュレーションをお願いします。
税理士: 条件は、第11回(その10)同様です。
車好き社長: 1年目から5年後までの経営を、もう一度5年間続けるという忍耐なのですね。
税理士: 貸借対照表は、10年経ったとき、5年経過時と同じ顔になります。
車好き社長: これは辛いですね。何のために経営しているのか分からなくなってしまうようなB/Sです。
税理士: P/Lしか見ていない経営者なら、そんなことは思わないのではありませんか?大切な視点が育った経営者にだけ感じられる心境です。
車好き社長: しかし10年という時間は重いですよ。初めの志が違っているというか、時の経過という条件に気付いていないと、打ち手を持てる経営の道には進んでいけないのですね。
税理士: 初めのうちに岐路がある、ということでしょうかね。経営も時を重ねて行くに従ってクセが着いていきます。
車好き社長: 恐ろしいことです。
税理士: しかし悲観することばかりではありませんよ。B/Sの顔は5年後どころか創業時のままですが、機械は2台になっているのですから。
車好き社長: そうだ、私の車と同じ状態になっているのですね。しかし、経営に体力がないのが、どうにも辛いですね。
税理士: しかし本当に厳しいのは、次のようなケースではないでしょうか。
→次のページでは、返済資金を回収できなかった場合を考えます。

山下明宏 Akihiro Yamashita


