男の週末トリップ

(2009/09/24)
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DAY 1

○月○日(金)
19:15 JL707便成田発タイ・バンコク行き、定時出発。




23:45 スワンナプーム国際空港到着。
飛行機のドアが開いた瞬間、ラーメン屋の勝手口から吐き出されるような油混じりのねっとりとした重たい熱気が、機内に一気に流れ込む。バンコクに来たことを実感する瞬間だ。日本との時差-2時間。


0:00 イミグレ通過。


0:10 深夜とは思えないほど混雑する到着口。
人ごみをかきわけ「PUBLIC TAXI」の乗り場へ向かう。まずカウンターで行き先を告げ列に並ぶ。するともう一方でドライバーが列を作っており、お見合い方式で次々に客とドライバーがマッチングされていく。どんなドライバーに当たるかドキドキしながら列を待つ。そして小柄で浅黒いちょび鬚ドライバーのエスコートの下、ショッキングピンクの車へ案内される。料金はドンムアン空港の頃とは違い面倒な交渉は必要なく完全メーター制。スリウォン通りの「ル・メリディアンバンコク」まで無言で無愛想なドライバーはアクセル全開。高速利用で約370バーツ。

0:50 ホテル到着。チェックイン。
しかしパッポンの目の前にこの近未来的なホテルはかなりの違和感を覚える。2008年暮の開業らしいが、恐らく何かの間違いである。

1:00 バックパックを置くやいなや、スリウォン通りをわたり、夜のパッポン、タニヤ方面へ向かう。

1:10 深夜1時を過ぎていることもあり露店の多くは店じまいにかかっているが、ナイトクラブやバーの類は、まさにこれから盛り上がりのピークを迎えようとしている。
客は皆、スピーカーからの爆音とネオンの光に溺れ、恍惚に浸っている。キメ過ぎて目が完全にいってしまったイギリス人、インド帰りでリハビリのつもりが沈没してしまったオーストラリア人、タイ人の彼女に月一で会いに来る日本人やアメリカ人、その周りを前歯の抜けたタイ人が何やらブツブツ言いながらウロウロしている。善人悪人、何人もその存在を問われることなく、優しく包み込んでくれる微笑みの国タイ。ハマってしまう理由がわかるような気がする。


より大きな地図で タイ・マレー シア・シンガポール を表示 wt090924-03-01.jpg
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1:30 パッポンからタニヤを廻り、再びスリウォン通りに入ったところでソイ・プラトゥーチャイのゲイタウンに迷い込む。
いわゆる「細マッチョ」や「ゴリマッチョ」の店から「ジジ専」や「デブ専」の店まで、客のあらゆるニーズに対応したバーやクラブが軒を連ねる。その中から「普通のゲイバー」のオープンエアにつき、冷えたシンハビールで喉を洗う。毛細血管の先まで浸みわたる。うまい。

しばらくすると、店のボーイが「隣いいかしら?」と嫋かに近づく。おぼこい表情の少年は「オブちゃん」。聞いてもいないのにバンコクの「最近のゲイ事情」をゲイ雑誌を傍らに、丁寧に説明してくれる。優しく語りかけるその目は、完全に「同志」の扱いで疑う様子はない。今さら「ノン気だ」とも言いだせず、むしろ話にとことん乗っかってみる。すると不思議なことに、途中からまったく会話に違和感を感じなくなった自分がそこにいる。何事もきっかけはこういうもんだ。

2:00 「オブちゃん」と別れの投げキッスの後、スリウォン通りをホテルへ向かう。
途中、「タイ古式マッサージ」で誘いを受ける。断ったつもりがOKしてしまう。かなり酔っているようだ。ゲイボーイのような少年にみっちり1時間マッサージを受ける。中盤以降、どうも下腹部や股間のリンパ節、さらには前立腺近辺への丁寧かつ、重点的な施術が目立つので、少年に事情を問いただすと、自分は「ゲイ」である旨、キラキラした目で吐露した。微妙な空気が流れる。一呼吸おき、勇気を振り絞って「ノーサンキュー」を告げる。危うくルビコン川を渡るとこだった。300バーツ。

3:30 就寝

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