男の週末トリップ

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DAY 5

×月×日(火)
05:00 起床
ガンガンに頭が痛い。薬が悪い方に作用しているようだ。アンプルを多めに飲んでリリーフする。

05:40 ボートでガンガー御来光
ボートをチャーターしガンガーに昇る朝日を拝む。体調不良でまどろむ中、生死の境目を小舟で漂う。まさに「リアル三途の川」を渡っているようだ。そして自分は実写版の主人公だと思うと何だか急におかしくなり、思わず腹を抱えて大声で笑ってしまう。かなりアンプルが効いているようだ。 初老のボート漕ぎのオッサンの驚いた顔が印象的だ。

ガートでは早朝から来世の幸せを願う信者が熱心に祈っている。そしてもう一つの火葬場「ハリシュチャンドラ・ガート」では規模は小さいが朝から火葬が行われている。

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08:30 137億年前の宇宙と地球
メイン・ガートで船を降り、チャイ屋へ直行する。スペシャルチャイを3杯一気飲みする。歩いて宿へ戻る道すがら、改めて彼らの価値観について考える。聖なる河で身を清め水を口に含む。しかしその真横で洗濯し、ゴミを平気で捨てている。もちろん河は汚れきっており、異臭を放っている。なぜそんなことが起こるのか。どうも彼らは聖なる河をキレイともキタナイとも思っていない。そんな単位で物事を見ていない。彼らは137億年前にできたといわれる宇宙を基準に物事を判断する。宇宙からみると地球などは小さな砂粒ほどであり、砂粒にキレイもキタナイもない。ましてや砂粒の中の人間や牛、ネズミ、台所、便所、ベッド、ごみ箱に大きな違いはない。そして終わりと始まりは同じことであり、生きることと死ぬことも同様である。彼らはその基準からブレていない。インドが先進国になってもそれは変わらないだろう。地球基準の我々からすると、彼らは超越した奇人のように見えるかもしれない。しかし宇宙基準で考えるとそんなに違和感はない。地球がこの世を支配する時代はいつまで続くのだろうか?そろそろヤバイ感じがするが気のせいだろうか。

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11:00 ブランチはもちろんカレー(カレー9食目)
宿近くの食堂で出発前のチキンとベジタブルのカレー。最後のインドカレーだ。しかしこれまで一切無理はしていない。むしろまだまだ行けそうな気がする。インド人は本当に毎日カレーらしいが、今なら「そらそうやろ」とサラッと言える。

12:30 バラナシ空港へ出発
タクシーで空港へ向かう。これでインドの旅は終わる。新しい価値観に触れると心身ともに消耗する。とりあえず今はなるべく早く脱出しコンディションを整えたい。

14:00 エアインディア デリー空港行きチェックイン


15:30 エアインディア405便 バラナシ空港出発


17:00 デリー空港到着
国内線から国際線ターミナルへバスで移動。バスは滑走路内を走り国際線ターミナルへ向かうユニークな仕組み。


18:00 JL472便成田行きチェックン
出国手続きの際、イミグレでビザがないと指摘され大ごとに。アライバル・ビザはスタンプ式でシールではない。係員に説明するが「そんなの見たことがない」と取り合ってもらえない。その後、ヘルプのオッサンがやって来て「見たことがある」ということで何とか収束する。

19:35 JL472便成田行き出発
機内で真っ青な顔をしていたためかCAの方に心配をかける。とりあえず検温すると38.9℃。38℃以上だと入国の際、サーモに引っかかる。熱が下がることを祈っていると、たまたま隣の方が薬剤師で薬を分けてもらう。ありがたい。

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DAY 6

×月×日(水)
07:25 成田国際空港到着
サーモには引っかからず無事入国。
そのまま出社するも、体調が再び悪化。約2週間回復しない。


●次回は「メキシコ」での濃密旅行をお届けします。

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