飲食店独立開業の心得

(2010/02/10)
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一流のスポーツ選手は、「練習は裏切らない」といいます。

それは、どんなことにも当てはまります。

飲食業にも一攫千金はありません。目標に向かって、毎日小さな努力を積み重ねることが大切です。

開業したら、まずは直近の具体的な目標を定め、そこに向けて努力することが必要です。

そしてその目標が達成できたときには、新たに次の目標が見えてくるものです。

矢場とんの場合、多店舗展開する以前の目標は、

1 若者や女性が集まる店にしたい
2 大通りに面した店を持ちたい
3 名古屋の駅前に出店したい


でした。まず、1の目標が達成ができはじめたとき、名古屋駅前に出店の機会が訪れました。

そしてその2年後には女性が集まるファッションビルへ出店するとともに、本店ビルの表通りへの移転新築が実現できたのです。

こうして第一段階の夢が実現したとき、矢場とんには、若い社員やスタッフが増えていました。

採用した社員の人生には、きちんと責任を持たなければならない。

これは、創業当時から、従業員と家族のように接してきた矢場とんの思いです。


社員たちの将来を考えたとき、いずれは店長として、故郷の近くの店舗に帰してあげたい。また、年齢を重ねたとき、いつまでも現場で働くのではなく、本部などで責任者として働いて欲しいと考えるようになりました。

そんな気持ちから、矢場とんはその後も出店を増やしてきたのです。

また、提供するお料理の品質をもっと上げたい。よりよい物をお客様に提供したい。

そんな思いがセントラルキッチンの設立につながりました。

このようにして、小さなとんかつ屋で始まった矢場とんが、今では法人組織へと変化しました。

はじめから大きな目標を掲げなくても、身近な目標を一つひとつ着実にこなしていけば、未来への夢は広がります。


→店を続けていく極意は?

筆者紹介

鈴木純子 Junko Suzuki
1947年、愛知県名古屋市生まれ。現在、名古屋と東京を中心に展開する「みそかつ矢場とん」女将。サラリーマンの両親を持つ、ごく普通の家庭で育った「あたりまえ」の感覚をベースに、家族の助けを得て、徐々に店舗を改革。家族経営の典型であった同店を、年商17億円の企業に成長させる。
http://www.yabaton.com/

『脱・家族経営の心得』 (藤沢久美著)

 

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